| T 東京農工大学 名誉教授 農学博士 高橋 幸資 氏
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| 澱粉は、多くの食品の主要な成分として、また、物性調整成分として広く利用され、加熱しないと食べられないことから、澱粉の熱挙動を求めに応じて制御することが重要であるだけでなく、これまでの澱粉の特性を超える新たな澱粉素材も求められている。また、食品中にあっては、澱粉は限られた立体環境に置かれ、しかも、種々の物質が存在するので、単離澱粉が示す性状がそのまま適用できるとは限らない。そのため、澱粉の複雑系における熱物性をこれらの点から考え、目的に沿って制御す意義は大きい。本講演では、これらの視点に立って澱粉の熱挙動について論じたい。
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| U 伊藤忠食糧株式会社 穀物油脂本部食糧素材部 R&D・市場開発担当部長 東川 浩 氏 ナショナルスターチ・アンド・ケミカル(株)工業薬品部、(株)カーギルジャパン テクスチャライジング・ソリューションズ部マーケット・デベロップメント・マネージャー兼テクニカルサービス・マネージャーを経て、2018年10月より現職、 四半世紀にわたり、米国・欧州・豪州・アジアを製造拠点とする工業用・食品用加工澱粉ビジネスに従事(担当範囲は日本、及びアジア圏)
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| できるだけ分かりやすく加工澱粉の種類、機能性、なぜこの用途にはこの加工澱粉が適当であるかを様々な使用例を紹介しつつ、ご説明申し上げたいと思います。
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