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書籍名 21世紀はポリマーフロイなどを中心とする「複合材料」の時代と言われている
‥‥今こそ配合技術の「ArtからTechnologyへの転換」を目指せ!

ゴム・エラストマー配合設計マニュアル
著者 秋葉 光雄 アキバリサーチ高分子加工研究所所長理博
沼保 勇 日邦工業葛Z術顧問
定価 ¥47,000
発行日など 2000年3月発行  B5版  321ページ  
内容 配合剤の種類の多様性,配合量の範囲の広さ,配合順序や加工の具体的手順の多様性など余りに多くのパラメータの関数であるため,経験がものをいう,いわゆる「TechnologyでなくArtである」世界になりがちである。
原料ゴム・エラストマー,各種配合薬品,補強剤及び充填剤の基礎知識をおさえた上で,配合設計を体系的に記述したゴム関連部門の方々必帯の書。ゴム・エラストマー配合計マニュアル 執筆者l アキバリサーチ高分子加工研究所所長理博 秋葉 光雄 氏日邦工業葛Z術顧問 沼保 勇氏 〜発刊にあたって(巻頭言より)〜 ゴム製品は一般に配合,成形加硫の3工程で作られ,このうち配合は成形,加硫の全工捏に影響を及ぼす重要な材料設計である。最近,ポリマーや配合剤が高機能化,高性能化され,その種類が数万種類以上に達するなかで,これらの材料を組み合わせ,目的に合わせて製品性能と加工性能をデザインする配合設計がより重要性を増している。 しかし,配合剤の種類の多様性,配合量の範囲の広さ,配合順序や加工の具体的手順の多岐にわたることなど,余りに多くのパラメータの関数であるため,経験がものをいう,いわゆる「TechnologyでなくArtである」世界になりがちである。
今日,ゴム産業もリストラ旋風が吹き荒れ厳しい局面を迎えている。この状況下,エラストマーの分野は徐々に展開し,エラストマーアロイ,機能性ゴム,熱可塑性エラストマー(TPE),液晶エラストマーなどが出現し,また配合剤においても多機能を持つものが上市されている。これらの組み合わせが配合設計であるが,配合も何か目的を持って未来を切り開かねばならないと思われる。 21世紀はポリマーアロイなどを中心とする「複合材料の時代」と言われているが,この時こそ配合の力を発揮できるものと期待している。
目次 第1章ゴムの持性と配合

第2章原料ゴム,エラストマー
1.天然ゴム(NR)
2.ジェン系合成ゴム
3.非ジェン系合成ゴム
4.熱可塑性エラストマー

第3章配合築品
1.加硫剤(架橋剤)
 a.各種加硫剤
 b.最近の加硫剤(架橋剤)関連
2.加硫促進剤
 a.各種促進剤の特徴とその使用法
 b.高温加硫の加硫系(加硫剤+促進剤)
3.加硫促進助剤
 a.無機系金属酸化物
 b.有機脂肪酸およびその誘導体
 c.活性剤
4.スコーチ防止剤
 a.汎用ジェンゴム(硫黄加硫)のスコーチ防止剤
 b.非硫黄加硫のスコーチ防止剤
5.老化防止剤
 a.老化防止機構
 b.各種老化防止剤とその特徴
6.軟化剤,可塑剤
 a.石油系軟化剤
 b.合成可塑剤
 c.反応性軟化剤,反応性可塑剤
7.加工助剤
 a.化学組成的に分類した加工助剤とその効果
8.素練り促進剤
 a.ゴムの素練りと素練り促進剤を含むその機構
 b.素練り促進剤
9.発泡剤
 a.化学発泡剤
 b.発泡助剤
 c.スポンジゴムにおける留意点
10.難燃剤
 a.難燃剤の難燃化作用
 b.難燃剤の種類およびその特徴
 c.難燃剤の技術動向
11.接着剤
 a.接着剤の分類
 b.最近上市された接着剤
 c.ゴム・エラストマー系接着剤
12.着色剤
 a.着色剤への要求特性
 b.顔料(着色剤)の種類と特徴
13.粘着付与剤
 a.粘着付与剤の特徴とその使用法
14.ラテックス配合

第4章補強剤及び充填剤
1.カーボンブラック
 a.カーボンブラックの製法と種類
 b.カーボンブラックの基本特性
 c.配合ゴムおよび加硫ゴム物性
2.無機充填剤
 a.各種無機充填剤の特徴
 b.機能性充填剤
3.繊維
 a.各種繊維の特徴
 b.短繊維
4.金属
 a.タイヤ用スチールコード
 b.タイヤ用ビードワイヤー
 c.コンペアベルト用ワイヤー
 d.ホース用ワイヤー

第5章配合設計の茎磋
1.基礎配合と実用配合
2.配合設計の要点
 a.原料ゴムの選び方
 b.ポリマーブレンドとポリマーアロイ
 c.加硫系の選び方
 d.充填剤,軟化剤および可塑剤の選び方
 e.老化防止剤の選び方
3.加硫ゴムの性質と配合設計
 a.物理機械的な性質と配合設計
 b.機能的な性質と配合設計
 c.特異な性質と配合設計
 d.加工性と配合設計

第6章配合設計の応用
1.加工助剤と配合設計
 a.加工助剤の作用効果
 b.加工助剤使用上の指針(配合設計)
2.補強剤,充填剤と配合設計
 a.補強剤,充填剤の基本的特性‘ ゴム配合物性
 b.ゴム製品要求特性と補強剤,充填剤の選択性
3.共架橋と配合設計
 a.ポリマーブレンドの共架橋剤
4.スポンジゴムと配合設計
 a.発泡剤の種類
 b.スポンジゴムの加硫発泡方法
 c.加硫と発泡の関係
 d.スポンジゴムの配合例
 e.ゴム製品の軽量化配合
 f.物理的発泡剤を用いた押出成〕
5.接着と配合設計
 a.ゴムの接着
 b.接着における配合剤の配合
6.短繊維と配合設計
 a.短繊維
 b.短繊維ゴム複合材料
7.ラテックスと配合設計
 a.ラテックス配合剤
 b.ラテックスの配合設計
 c.ラテックスの配合と老化防止剤の選択
8.TPEと配合設計
 a.配合設計の要点
 b.ポリマーの選び方
 c.軟化剤(可塑剤)の選び方
 d.老化防止剤(安定剤)の選び二
 e.充填剤の選び方
 f.短繊維の選び方
 g.発泡剤の選び方
 h.ブレンド(動的架橋)の選び.
 i.相溶化剤の選び方
 j.物性の向上と配合

第7章配合設計の例

第8章推定配合の例
1.組成分析法
2.配合表の再構成

第9章配合設計とコスト
1.比重の計算
2.単価の計算

第10章配合表からみたゴム製品の不良原因と改善対策


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